下記の設問に順に答えることで、建設プロジェクトの発注者は最適な発注方式の選択のヒントを得ることができます。
何を重視する?
品質 ・ 工期 ・ コスト
プロセスの
透明性・公平性は
どれ位大事?
デザインの先進性
・
建設工事の難易度
発注方式を選択してください
実施設計が完了した段階で施工者を選定し、工事を発注する方式
基本設計の前段階で施工者を選定し、設計と工事をあわせて発注する方式
実施設計の前段階で施工者を選定し、実施設計と工事をあわせて発注する方式
ゼネコンの早期参画により品質確保や施工不良の防止が行いやすい
【O】メリット
【X】デメリット
設計施工分離
実施設計が完了した段階で施工者を選定し、工事を発注する方式
品質(Q)
設計と施工を行き来しての複雑な調整が不要。
発注者に調整機能が求められる。
コスト(C)
精度の高い積算ができれば余分なリスク費用の負担を回避できる。
施工会社のノウハウを活かした工事費やLCCの抑制は難しい。
工期(D)
仕様確定後に工事を発注するため、工期短縮のための契約変更範囲が明確。
設計期間が長くなる。
その他
一括方式やECI方式と比べて施工会社のノウハウを活かしにくい。
デザインビルド
基本設計の前段階で施工者を選定し、設計と工事をあわせて発注する方式
品質(Q)
品質上の問題があった場合の責任を一元化できる。
コスト(C)
施工会社のノウハウを活かした工事費やLCCの抑制が期待出来る。
第三者のチェック機能が働きにくい。
工期(D)
設計期間と施工期間を同時に短縮することが可能。
その他
設計施工が一体となった VE提案を受けることが可能。
実施設計付施工
実施設計の前段階で施工者を選定し、実施設計と工事をあわせて発注する方式
品質(Q)
基本設計者が監理することで第三者のチェック機能が働く。
コスト(C)
施工会社のノウハウを活かした工事費やLCCの抑制が期待出来る、基本設計者の第三チェック機能が働く。
工期(D)
設計期間は設計施工分離型と変わらないが、施工期間の短縮が可能。
その他
設計施工が一体となったVE提案を受けることが可能。
ECI方式
ゼネコンの早期参画により品質確保や施工不良の防止が行いやすい
品質(Q)
ゼネコンの早期参画により品質確保や施工不良の防止が行いやすい。
コスト(C)
見積の妥当性を確保でき、工事費や LCCの抑制も図りやすい。
工期(D)
確実な着工と工期短縮が図れる。
設計と施工の調整に時間を要する。
その他
上記診断結果は目安となる診断であり、より詳細な検討は以下よりご相談ください。