CPDS協議会設立1周年を記念して、「建設プロジェクト運営方式の多様化に向けて〜発注者と受注者の新たな関係〜」と題したシンポジウムを5月10日(火)に日経ホールで開催しました。
内閣総理大臣補佐官和泉洋人様、参議院議員前田武志様、国土交通事務次官徳山日出男様のお三方にご来賓として参席頂き祝辞を頂戴しました。また、会場には定員に近い570名もの方々にご参加頂きました。ご参加頂いた皆様、お声掛けにご協力頂いた皆様には、あらためて御礼申し上げます。
基調講演は当協議会理事でもある一橋大学大学院教授の楠木建氏に「ストーリーとしての競争戦略」と題してお話を頂きました。続いて調査委員会作業部会座長の芝浦工業大学准教授志手一哉氏より「シンガポール等の建設システムについて」、また、オブザーバーとしてご参加頂いているUR都市再生機構復興支援統括役渡部英二氏より「東日本大震災復興CMについて」の2件の事例報告を行いました。
最後のパネルディスカッションでは、当協議会理事で調査委員長でもある東京大学教授野城智也氏をコーディネーターに、事例報告の2氏と当協議会副会長の株式会社インデックスコンサルティング代表取締役社長・植村公一氏と森・濱田松本法律事務所の佐藤正謙弁護士がパネリストとして加わり、約1時間にわたる議論を展開しました。
これまでに見えてきた課題として、多様な運営方式の整理、人材育成制度・資格認定制度の構築及びガイドライン、標準契約約款の策定の必要性が挙げられました。二年目の活動ではこれらの実現をめざして、さらに活発に調査研究活動や広報活動を進めていきます。
シンポジウムの後には理事会、総会に続いて懇親会を開催しました。こちらにも90名近い方々にご参加頂き、ご歓談を楽しんで頂きました。
今後もCPDS協議会の活動にぜひご注目下さい。
【新聞記事▶】