発注者側の建設事業発注方式の選択肢を増やし、
建設投資・施設性能の最適化を通じて産業競争力を強化するとともに、
建設業の競争力・マネジメント能力を高め、
多様な建設プロジェクト運営方式の発展とそれを担う人材の育成を目的とする。
代表理事挨拶Message
建設プロジェクト運営方式協議会代表理事 花村 邦昭
「新しい資本主義」と言われています。AIやDXという時代に我々が皆で情報を共有する社会がやってきました。共有された知識情報をもとに、いかにそれに付加価値をつけるか。そこから新しい産業、新しい事業がうまれます。
経済学者・宇沢弘文氏が社会共通資本と呼んだ、電気・ガス・水道、通信、交通、港湾、道路など、社会的・生活的インフラだけでなく、全ての企業は社会的共通資本となります。つまり、すべては公共財なのです。情報が公平にすべての人に共有されれば、人材自身が公共財となります。
では公共とは何でしょうか。これが基本的に問われているのだと思います。CPDS協議会が開催したオンライン国際シンポジウムで海外の著名な方々に講演して頂いた時も、共通していたのは、公共とは何かという問いでした。そういう観点で考えると、我々CPDSの活動は時代を先取りしていると言えるかと思います。建設という意味を広く取るならば、公共社会というものをどう建設していくのかというのが資本主義の原点だと思うのです。
私たちCPDS=一般社団法人建設プロジェクト運営方式協議会は、発注者を中心として、プロジェクトを円滑に運営し成功に導くための方法や仕組み、そして人材の在り方について議論し、提言を行う組織です。建築・土木のプロジェクトのみならず、インフラの運営管理における官民連携など、建設事業にとどまらない領域を対象として、透明性と公平性が保たれるプロジェクト運営方式の普及や、発注者サイドでプロジェクトをマネジメントする人材の育成と職能の確立を目指しています。これからも広い視野に立った問題意識を持ち、できるだけ多くの産官学民の方々に参加して頂き、幅広く議論をしていけたらと思っています。
基本理念Philosophy
新しい時代の要請に応え
建設事業の発注者・受注者が
共に変わらなければならない
「建設プロジェクト運営方式協議会」は、新しい時代の要請に応え、建設事業の発注者・受注者が、共に変わらなければならない、という思いを共有して発足しました。
発注やマネージメントの方式を進化させ、建設事業の価値を高めると共に、建設産業の競争力も高めて、グローバルなビジネスの潮流に対応、プロジェクトを担う人材の育成も促します。
官民の発注者と受注者、建築と土木の関係者が一堂に会し、オープンな議論を進めていきます。
会員企業Members
オブザーバーObservers
組織図Organization
一般社団法人であるCPDSは、総会・理事会のもとに委員会(現在は3つ)と作業部会(同ひとつ)を設け、活動を進めています。
役員Board members
会長 |
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副会長 |
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理事 | 隈 研吾:建築家、東京大学特別教授・名誉教授 ⿊⽊正郎:日本郵政株式会社 首席建築家 清水雅彦:慶應義塾大学名誉教授、学校法人横浜商科大学理事⻑・学⻑ ⾼橋久雄:前日鍛バルブ株式会社相談役 谷脇 暁: 一般財団法人建設業振興基金 理事長 宮田秀明:東京大学名誉教授、一般社団法人東日本未来都市研究会代表理事 森 章:森トラスト株式会社 代表取締役会⻑ |
監事 | ⽵宮裕⼆:⽵宮裕⼆税理⼠事務所 代表税理⼠ 藤本欣伸:弁護⼠、⻄村あさひ法律事務所 パートナー |
所在地Access
〒105-6023
東京都港区虎ノ門4-3-1城山トラストタワー23F社会システムデザイン株式会社内
TEL:03-6435-9958
沿革History
平成27年(2015年)5月29日
平成29年(2017年)5月8日 一般社団法人化